子供のアレルギー性鼻炎

子供のアレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎の代表的な症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりです。
子供に鼻がかゆいために、花をいじったりこすったりする回数が増えた、
鼻血が出やすい、鼻づまりのため口呼吸をしている、寝つきが悪い、いびきをかく、などの様子が見られた場合は、アレルギー性鼻炎である可能性が高いです。

 

鼻の症状以外に、目やのどにもアレルギー反応が起こり目のかゆみ、頭痛、
咳が続く、皮膚のかゆみなどの症状が出る場合もあります。

 

また、鼻づまりを不快に感じている子供は不機嫌になりがちです。
小さい子供は、鼻づまりなどの症状を自分から訴えることが難しいため、
周囲の大人が子供の様子をよく観察し、アレルギー性鼻炎の兆候に気づくことが重要です。

子供のアレルギー性鼻炎の治療法

アレルギー性鼻炎の治療法には、薬物療法、手術、免疫療法などの手段があります。
(子供の場合の治療の中心は薬です。)

 

子供の治療で使用されるおもな薬は、第一世代抗ヒスタミン薬、第二世代抗ヒスタミン薬、
ステロイド薬、血管収縮薬の4種類があります。
ヒスタミンはアレルゲンが体の中に入った時に、過剰な免疫反応でできる化学伝達物質の一つです。
この働きを抑えるのが抗ヒスタミン薬です。

 

第一世代の抗ヒスタミン薬は、主にくしゃみ、鼻水に効果があり、
乳幼児を中心に使用されます。
副作用としては眠気、胃腸障害、口の渇き、めまい、頭痛、ときにけいれんなどが起こることが考えられます。

 

第二世代の抗ヒスタミン薬は、くしゃみ、鼻水だけではなく、
鼻づまりにも効果があり、学童時期以降に使われます。
第一世代に比べて副作用が比較的少ないのも特徴です。

 

その2

 

ステロイド薬は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりに非常に効果が高い薬です。
最近のステロイド点鼻薬は、体に吸収されにくいうえに分解も速いので、全身的な副作用の心配はいりません。用量の調節も可能で、安心して使用できます。

 

血管収縮薬は、鼻づまりに即効性のある点鼻薬として市販されています。
長期にわたり使い続けると、かえって鼻づまりがひどくなります。
特に子供の場合は過度に使用すると、発汗、除脈、こん睡などのショック症状が現れることもあるので、なるべく長期使用は避けた方が良いでしょう。

 

症状が続く場合は、医療機関を受診し、適切な薬の処方を受けてください。

子供のアレルギー性鼻炎の手術

アレルギー性鼻炎の手術には、鼻の粘膜を焼くレーザー治療とはれた鼻の粘膜をメスで切除して小さくする方法の二種類があります。
これらは鼻づまりに効果がありますが、長く持続しないため、いずれ再発して治療を繰り返すことになります。

 

小さい子供の場合は、全身麻酔をして手術し、
入院する必要があるため、手術はあまりお勧めできないそうです。

 

全身麻酔だと、回復も遅くなりますし、やはり子供には心配ですよね。
子供のアレルギー性鼻炎の治療の場合、やはり薬物療法で治す・症状を抑えるのが一番のような気がします。

 

まずはアレルギー性鼻炎にならないように対策することが大切です。

 

その対策についても、次回以降、見ていこうと思います。
参考になさってください。 

子供のアレルギー性鼻炎 免疫療法

免疫療法は、原因となっているアレルゲンを少しずつ量を増やしながら、
2・3年かけて定期的に注射をし、体を慣らしていくことによって、免疫が過剰に働かないようにする治療法のことです。
即効性はありませんので、薬を併用しながら行うことになります。
現在の免疫療法には、高原エキスというものを注射していますが、将来的には舌下から入れる新しい免疫療法が注目されることとなるでしょう。
それなら子供も嫌がらずに、スムーズに治療が進みますね。

 

6歳以上の子供がこの治療法の対象になっています。
ただ、アレルギーの原因物質を薄めて投与するため、まれにショックなどの副作用が起こります。
重症の気管支ぜんそくを合併している子供の場合は、特に注意が必要です。