リウマチ

リウマチの恐怖!

リウマチは外見からでは疾患が分かりにくい病気です。
リウマチの正体とは、一体どんなものなのでしょうか?

 

リウマチとは、関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されてしまう病気です。
病状が進むと、ひどい痛みを伴い、やがて関節が変形して動かなくなってしまいます。

 

発症の原因は今のところ不明ですが、
リウマチが進むと、通常は体を守ってくれる免疫細胞が、滑膜を異物と勘違いし攻撃することで滑膜が増殖してしまいます。
健康な関節は白く滑らかですが、リウマチが発症すると炎症を起こした滑膜は関節の中でヒダをなし、覆い尽くしてしまいます。
滑膜が増殖すると、炎症物質を大量に放出し、骨を破壊する細胞(破骨細胞)が増えて
軟骨や骨が破壊されます。
やがて小さな骨は一体化し、一つの骨になってしまいます。
そのために関節が動かなくなってしまうんですね。

 

改めてリウマチの病状を活字にすると、とても怖い印象を受けます。
関節が動かなくなってしまうと、あらゆる行動に支障をきたしてしまいます。
ですので、リウマチは早期発見が最も重要とされています。

リウマチの治療について

リウマチが発症する原因はいまだに不明ですが、過剰に恐れることはありません。
最近の研究で、痛みや関節破壊を引き起こす原因物質はわかってきました。
TNF(腫瘍壊死因子)という物質です。
リウマチの患者さんの関節内では、おの物質が過剰に作られることが分かっています。

 

このTNFの発生を抑えるのが生物学的製剤です。
現代では、リウマチは対処できない病気ではなく、適切な治療を受ければ進行を止めることができる病気となりました。
これまでの薬は5割弱の人にしか聞きませんでしたが、
この生物学的製剤は少なくとも8割の患者に効果がみられています。
即効性もあり、治療革命と言っても過言ではありません。

 

ただし、若干の問題は存在します。
人によっては副作用が生じることと、薬代が高いことです。

 

しかし、早期発見をして発病から1年以内に適切な薬物治療を行うと、
約半数の省令で全く症状が消え、場合によっては薬をやめられる可能性もありますので、
かかりつけ医とよく相談して、使用することをお勧めします。

リウマチは早期発見が難しい!

リウマチは早期発見が難しいと言われる病気の一つです。

 

現在の日本では、アメリカのリウマチ学会の分類基準を参考に診断がなされているのですが、
早期の場合、この項目に該当しない人もいるのです。
分類基準は以下の通り。

 

・朝のこわばり
・三カ所以上の関節炎
・手の関節炎
・左右同じ個所が晴れる
・リウマトイド結節(しこり)がひじやひざに見られる
・血液検査でリウマチ反応が陽性
・骨の委縮など特有の変化がみられる

 

以上の7項目中、4項目に該当すると、リウマチと判断されるのです。
(1〜4番目までの項目は、6週間以上継続しると、リウマチと判断されます)

 

しかし、これらの項目は早期の場合は該当しないことがあり、
血液検査では約1/4のひとは陽性反応がでないのです。
そのことから、早期発見が難しい病気と言われています。

リウマチは早期発見が大事!

前回、リウマチの早期発見は難しいというお話をしました。
血液検査でも陽性反応がでなかたり、早期のリウマチでは、分類基準に当てはまらないことも多いからという理由でした。

 

リウマチの病歴と関節破壊の進行具合のグラフを見ると一目瞭然なのですが、
リウマチは発症してから1年以内に急速に骨が破壊され、
あとは緩やかに進行していくという特徴があります。

 

つまり、1年以内に病気が発見できれば症状を最小限にできる!ということです。
早期発見が難しい病気を、早期に発見しろ!というのは、やや無理のある話ですが、
早期発見するポイントはありますので、参考になさってください。

 

まず定期的に自己診断をすることです。
関節の痛みや腫れがないかどうかをセルフチェックします。
チェックのポイントは、
・朝起きたときに関節がこわばっていないか?
・一箇所だけでなく、複数の関節が痛むようなことはないか?
・左右対称に同じところが痛んだりしていないか?ということです。
関節の痛み・腫れに加えて、上記の3つのポイントのうち一つでも該当したら、
すぐに専門医へ相談してください。

リウマチは早期発見が大事!その2

前回、リウマチを早期発見するために、
セルフチェックをしましょう!というお話をしました。
このチェックで、リウマチ疑いがある場合は、すぐに専門医に相談に行ってくださいと言いましたが、今回は、その後の病院で行われる検査のお話をしたいと思います。

 

従来の血液検査では、約1/4の人はリウマチを発見することができませんでしたが、
抗CCP抗体の検査が適用されるようになってからは、
今までよりもずっと早く病気の発見が可能になりました。
2008年4月より保険で承認され、今では多くの病院で取り入れられ始めている検査です。

 

ちょっとでもおかしいな・・・と思ったら、リウマチの専門医に相談し、
抗CCP抗体検査を受けられることをおすすめします。

 

リウマチはまだ発症する原因が特定されていない病気ですが、
恐れることはありません。
最近では研究が進み、痛みや関節破壊を引き起こす原因物質は分かってきましたので、
対処することは可能となっています。

リウマチ体操

リウマチの症状を進行させないために、無理のない範囲で体を動かすことも大切です。
痛むからと全く動かさずにいると、かえって関節は固まってしまいます。
具合の良い時間帯・日があれば、行うようにしてください。

 

◆足首◆
座って足を下します。
かかとを床に付けてつま先を上げます。
この上げ下ろしを何度か繰り返してください。

 

◆手・指◆
指の関節・・・グーとパーを交互に繰り返す体操をしましょう。
指の付け根・・・指を左右に大きく開き、繰り返しましょう。

 

 

日常にこの体操を取り入れて、関節のこわばり・固まりを防ぐように心がけてください。
最初は大変かもしれませんが、徐々に慣れていきますよ。
継続は力なり!です。

関節の変形を防ぐ生活術

もしもリウマチになってしまったら、わずかな動きでも痛みがでてしまうものです。
そんな時は日常生活の中に少しの工夫を取り入れると痛みを和らげ、
関節の変形を防ぐことができます。
今回はそんなちょっとしたコツをご紹介します。

 

◆ベッドから起き上がる時は、反動をつけると首に負担がかかってしまうので、
体を横に向け、ひじで支えて起き上がるようにしましょう。

 

◆買い物の時は、荷物が入った袋を手で握ると指の関節が変形する原因になってしまいますので、ひじに引っ掛けることで、変形を防止します。
ただしひじが痛む場合は避けてください。

 

◆拭き掃除をするときは、親指の方向に拭くと指の関節もいたくありません。
小指側の方向に拭くときは、ぞうきんを反対の手に持ち替えて行いましょう。

 

◆フタなどを開閉するときは、手首を親指側に捻るようにするのが鉄則です。
それでも痛む場合は、補助道具を使いましょう。