糖尿病

隠れ糖尿病について

糖尿病=尿に糖が混ざる病気と思っている方も多いのではないでしょうか?
糖尿病とは、そんな単純なものではありません。

 

糖尿病は、血液中の糖(血糖)の過剰で、全身の血管に障害を起こす病気です。
近年、心筋梗塞の患者を調べると、糖尿病が見つかるケースが急増しているそうです。
しかも通常の健康診断では血糖値どころかコレステロール値や血圧などに問題はなく、
肥満も喫煙歴もなかった人も多く含まれているから、厄介です。

 

何でこんなことが起こるかというと、一般の検診で実施されている空腹時血糖値検査では、
正常の数値でも、食後の血糖値が病気レベルに急上昇してしまう「隠れ糖尿病」だからです。
通常は空腹時血糖値検査を行いますので、糖尿病が見逃されてしまう場合も多いんだそうです。

 

この、隠れ糖尿病の発見には、ブドウ糖負荷検査が必要となります。

隠れ糖尿病のメカニズム

ご飯やパンなどの糖質は消化されてブドウ糖となり、血液中に運ばれます。
血糖値が上がると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されるのは、皆さんもご存知でしょう。
このインスリンが各細胞に糖を取り込ませる役目をしています。
この働きがあることで、血糖値が正常に保たれているのです。

 

糖尿病の人はインスリンの分泌が不足したり、働きが悪くなることで糖が十分に取り込まれず、
高血糖の状態が慢性化しています。
過剰な等により血管の壁はボロボロになり、やがては毛細血管が傷んで、
網膜症、腎症、神経障害という3代合併症がおこります。
これが糖尿病の怖いところです。

 

正常な場合には、食後15分でインスリンの分泌はピークに達しますが、
隠れ糖尿病の人は60分もかかります。
つまり、立ち上がりが遅いのです。
そのくせいつまでも出続けてしまうため、最終的には正常な人より多く分泌されることもあります。

 

これでは危険な高血糖の状態が長引くばかりか、
膵臓までもが疲弊し、余計に働きが悪くなってしまいます。
穀物が主食で体を良く動かす日本人は、もともとインスリンの分泌が少ない民族ですので、
隠れ糖尿病の素質があるのです。

隠れ糖尿病対策1

隠れ糖尿病についての対策は、どんなことが上げられるでしょうか?

 

 

糖尿病の大敵は何と言っても肥満です。
その理由は、脂肪細胞からは、阻害物質が生み出されるからです。
阻害物質はインスリンの働きを邪魔して、糖が細胞に取り込まれにくくしてしまいます。
その結果、糖が血液中にだぶついて、血管にダメージを与えるようになるわけです。

 

ウエストサイズが大きい人は、阻害物質が沢山出ている可能性が大だそうです。
ただでさえインスリンの分泌が多くない私たち民族なのですから、肥満解消に取り組んで、
少しでも阻害物質を減らす努力が必要です。

 

特に注意したいのが、家族や親せきに糖尿病患者がいる方。
自身もよりインスリンが出にくい体質を受け継いでいる可能性が高いからです。

 

心がけとしては、食生活の見直しと運動を取り入れること。
インスリンの出にくい体質は変えられませんが、隠れ糖尿病の人もその予備軍の人も、
血糖値をコントロールすることで、血管を過剰な等の攻撃から守ることができますからね!

隠れ糖尿病対策2

血糖値を効果的に下げる方法というのがあります。
それは、血糖値を小まめに測ることです。
家庭用血糖値測定器で小まめに測るだけで、なぜか自然と血糖値は下がるそうです。

 

以前にNHKのためしてガッテンという番組で、隠れ糖尿病の特集がされていました。
番組内で、実際に糖尿病と糖尿病予備軍の人に、毎日朝起きてすぐと毎食後1〜2時間、
運動後にはかるようにとの実験が行われました。
日に何度も測ることによって、自分の血糖値の変化を目の当たりにするので、
どういう食べ物を取った時に血糖値は急上昇するのか、
どのような運動をすれば血糖値が下がるのかがはっきりとわかるんです。

 

うどんなどの炭水化物を食べると血糖値は急上昇してしまいます。
夕食後に軽い運動をしただけでも、基準値以下に血糖値が下がることが分かりました。

 

現状ををしっかりと把握し、生活習慣の見直しをすることが、
血糖値を下げる第一歩のようです。